お子さん、もしくはご自身のピアノの練習は毎日どれくらいしますか?
5分?10分?20分?1時間?~10時間?
ピアノのレッスンは毎日習慣にすることが大切だと
どの先生も言いますよね。
でも、毎日の練習が間違えていたとするならばどうでしょうか。
それは練習とは言えないです。
間違えたものを覚えてしまう可能性がありますし、まったく上達しません。
間違えた練習を一時間するよりも、きちんとした練習を5分する方が上達します。
(当たり前ですが、きちんとした練習を1時間すればそれはそれは確実に上達します。)
誰もが間違えた練習をしたくはないし、しているつもりもないと思うのですが
気が付かないこと、それが一番怖いですよね。
幼稚園や小学生の低学年で少し弾けてくるとやってしまいがちな練習は
音を弾く
という事です。
音は合っているのに音楽ではない
音自体をミスしている
まずはリズムが正しいか、リズムだけで音楽にしてみましょう。
拍子感、フレーズやダイナミクス、ニュアンスなども全てリズムだけでも表現できるし音楽になります。
それが出来てからメロディーを歌ってみます。お母様が弾いてあげるとよいですが、難しいようであれば、ひたすらゆっくり弾いてみてください。
メロディーをラララでうたってみたり、音名・指番号・歌詞(歌詞が無ければ子どもが作ってもたのしいですね)、色々歌う方法があります。
リズムと音のピッチ(高さ)を意識して、悲しい音楽なのか、楽しい音楽なのか、元気な音楽なのか、まずはうたうこと。
どんどん先をみることよりも、1小節1小節が確実にできているのかが大切です。
ゆっくりでないと指の形まで意識することはできません。
弾けるところはそんなに弾かなくて良いので、弾けないところをひたすらがんばります。
その次にハーモニーをつけてみましょう。
ある程度出来るようになったら、そこでテンポを上げると良いと思います。
全てをすっとばして、どんどん先へ先へ弾いても、残念ながら上達は遠のいてしまいます。
こんなの知ってるよ!当たり前!という方もいらっしゃると思うのですが
あえて書かせていただきました。
ぜひぜひ、間違えた練習を一生懸命しないでくださいね。